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かたわれの約束

この世における日常

マイホームセミナー の記事一覧

土台と基礎

2019.05.22 (Wed)

基礎断熱か床断熱か

2019.04.13 (Sat)
基礎断熱の問題点について
やっと記事になったと感じています
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胆振東部地震の倒壊の要因に白アリという
衝撃的な内容です
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基礎断熱_ページ_2

基礎断熱の特徴は
床下に冷気が侵入しないため
1階の床面の温度が温かく快適であるが
床下の湿気バランスが崩れるとカビが発生しやすく
これらが換気により室内に吸い上げられていることになりますが
その人体への影響については検証されておりません
また、木構造で最も大事な部材である土台と基礎が「密着」しているため
この土台の内部で腐食が進行しても判別が難しいです
(土台は腐食が進行しても取り替えは出来ません)

基礎断熱_ページ_1

一方、床断熱は
「床下に風を通す」ため床下に湿気が生じても
カビたりする危険性が少ないです
当然土台の下部に空間があるため
土台の乾燥も常に保つことが可能ですが
床面の温かさや床下の配管の凍結防止性については
基礎断熱に劣っています

私は
気温の上昇や起きている事象に伴い
この床下の断熱構造について
都度研究・実施・改良を繰り返して現在に至っております

遡ること
2002年頃から基礎断熱両側にて設計施工していましたが
2009年頃からは北海道でも気温が高くなってきたのを感じ
また札幌市内でも白アリの被害が散見されてきたこともあり
基礎断熱材を内側のみにする工法としました
基礎断熱_ページ_3

基礎断熱の住宅においては
適切な通気乾燥養生にもかかわらず
施工中の床下の湿気が逃げず
1階床合板の裏側に多数のカビが生じやすい事実を確認しました

よく「三種換気ダクトを床下に入れておけば問題ない」という技術者が多いですが
自身半日近くの時間、床下に潜りカビの発生状況をこの目で見て
床下の空気が動いているのはごく一部であることを確認しました

また基礎断熱の経年確認において
床下のコンクリート表面に埃の膜が生じているのを確認しています

これらを何度も確認してきた経緯から
2014年からは基礎パッキン工法による床断熱を標準にてご提案することにしています

また
注文住宅のお客様には
基礎断熱・床断熱双方のメリットデメリットについて
率直に解説し
お施主様ご自身の意見も取り入れた上で
床下の設計に取り組むように心がけております

マイホームセミナー登壇

2018.07.21 (Sat)
一人でも多くの方に 安心で健康的で低コストな住宅に住んでいただきたいという思いから
定期に開催させていただいております

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今回はリンナイさんのショールーム施設をお借りして
開催させていただきました

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途中
きのとやさんの低糖質スイーツタイムを設け
この時は
お連れのお子様が大変喜んでくださっていました
・・・通常のケーキですと糖分について心配になる所ですが
低糖質なので安心です
こうした姿勢で建物も提供して参りたいと思います

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北海道でも梅雨のようなジメジメした気候が生じるようになり
今後ますます湿気対策が必要になるのではと考える今日この頃ですが
リンナイさんのショールームには
ガスの衣類乾燥機があり
この辺り大変魅力に感じました

また次回も
有益な情報提供に
務めて参りたいと思います

二重断熱の有効性

2018.07.05 (Thu)
木造住宅において
長期優良住宅・省エネ等級等 
性能の高い断熱材を「厚く」設計することで
断熱性能はあがります
しかし
実際住んでみて「寒かった」という事例が数多く散見されています

その理由はいくつかあるのですが・・

今回は
理由のひとつを取り上げさせていただきます
本当に住んで暖かい家はどのような構造をしているのか

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通常の外壁断熱構造を示した図です
木材は熱を通しやすい(断熱材の1/3~1/4程度)性質を持つため
冷気が通り抜けてしまいます
これではいくら性能数値が高くても体感的には寒くなります
Q値が良いのにどうも寒い・・
などという場合はこの点が大きいと考えられます

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二重断熱した外壁の例
弱点部分である木材部分の外側が
サブ断熱材にて有効に保護されているため
体感的にも暖かくなることを確認いたしました

二重断熱自体は
それほどのコストUPにもなりませんので
ぜひ採用してはいかがでしょうか

月々いくらまで借りられる?

2017.03.25 (Sat)
ライフプラン
現在銀行はカードローンに積極的になるほどお金を貸したい状況ですね
年収400でも3000万程度 月々返済9万くらいの融資が全然通っていますが
本当に大丈夫なのでしょうか

モデルケースで試算してみましたが
月々7万円の返済でも ご主人のお小遣いは1万円程度となり
かなり厳しいですね

月々7万円ですと概ね2300万円の融資金額となります

つまりあまり無理をして建てると
後々大変になってくることは目に見えています

つい大盤振る舞いしたくなるのがマイホーム
生活破たんをきたすリスクは
少しでも軽減してほしいと思います
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