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かたわれの約束

この世における日常

マイホームセミナー の記事一覧

土地探しの実際

2023.10.01 (Sun)
ハウスメーカー・工務店の営業スタイル。

①完成見学会等によるアンケート収集、または資料請求による来社面談
・土地探しの受付
・プラン依頼
がとにかく欲しい。

②上記見学会の発表(見学会翌日)
・〇〇組来場。。
当然来場者数が多かったり、具体的な依頼が多いほうが、発表しやすい。

③営業会議(だいたい週に1回。。)
・〇〇様、土地探し中。〇〇様、プラン〇案目提出、近々見積依頼。。
など、担当者別に発表。
ここで扱い件数が多いほうが、会議に臨みやすい。
ここで扱い件数が少ないと、立場は悪くなる。

おおむねこんな感じ。
自社で建ててもらえるように努力しているんだよね。
会社内での立場も大事だから。

こういう営業サイクルって、「年間100件契約した営業マンが語る!」
みたいな、
建築業者向けのセミナーがあったりして、
だいたいの業者はそういうの聞いている。

「洗脳」だよね、
それが覚めた今は、家づくりは頑張るけれど、契約が欲しくて頑張ることは無いなあ。。

会社(工務店等)との違い

2022.11.18 (Fri)
会社勤めの頃って、仕事の目的は契約だった。
現在は、「信頼」のために仕事をしている。
まあ、そうしたくて、
会社から抜けたのだけれど。。

会社だと、まず営業会議ってものがある。
やっぱり契約見込案件持ってた方が、精神的に楽なのよ。
案件持ってないと、そいつが悪いみたいな。。

契約決めると、まず社長が喜ぶ。
朝礼等では、契約の経緯等を発表したりして。
部課長会議なんかも似たようなもの、
とにかく契約件数が大事。

契約することで、
当社で家を建てるのを顧客に約束させるというのは間違いだと私は考えている。

日頃業務において、私は契約自体を重要視していない。
打合せの過程で、必要書類として契約書が必要になるから契約するって感じ。

そもそも契約前までに、注文住宅の全部を決めるなんて不可能だし、
それを行うと、どうしても無理が生じて契約後の変更等柔軟な対応が弱くなる。
真に信頼関係が出来ていれば、話がよそに流れるなんてことは絶対に無い。
そうした関係を結ぶことの方がよほど大事。

会社(工務店等)経営って、
黙っていたって、
人件費や、施設費(社屋やモデルハウスや重役の車代)、
広告費等の固定費がそれなりにあって、
その固定費を超える分だけ受注件数が無いと、赤字って事。
年間棟数30件として、
25件分受注してもやっと固定費分賄えるとかってあるあるな話。
仕組み的にどうしても、
契約を追い求め、重宝することになる。

「数件受注が少なかった」というだけで赤字になりやすい構造なの。
赤字が2期続くと銀行からの資金調達が難しくなり、
倒産の深刻味が増す。
意外と脆いんだ。

また、担当も営業・設計・工事・アフター等細分化されていて、
顧客の要望が現場に伝わらないってこともよくある話。

私は、施工管理の経験が充分にある方だが、それでも設計担当として関わった場合、
工事への申し送りを完全に成しえたことは無かった。
ましてや現場経験のない営業の申し送りなど、内容が濃くなるに従い、伝わらないはず。

顧客のこだわりを、現場に反映させるには、承った本人が、
細部まで図面を書き、
現場で汗を流し、
大工さんら現場との信頼関係を築く以外に道はないと思う。


土台と基礎

2019.05.22 (Wed)

基礎断熱か床断熱か

2019.04.13 (Sat)
基礎断熱の問題点についての記事
20190411082005-0001.jpg
胆振東部地震の倒壊の要因に白アリという
衝撃的な内容です
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基礎断熱_ページ_2

基礎断熱の特徴は
床下に冷気が侵入しないため
1階の床面の温度が温かく快適ですが
床下の湿気が溜まった場合カビが発生しやすい傾向にあります
これらが換気により室内に吸い上げられていることになりますが
その人体への影響については検証されておりません
また、木造住宅で最も大事な部材である土台と基礎が「密着」しているため
この土台で腐食が進行しているかどうかの判別は難しいです

基礎断熱_ページ_1

一方、床断熱は
「床下に風を通す」ため床下に湿気が生じても
カビが発生する危険性は少ないです
土台の下部にスキマがあるため
土台の乾燥を常に保つことが可能ですが
床面の温かさや床下の配管の凍結防止性については
基礎断熱に劣っています

これまで
気温の上昇や起きている事象に伴い
この床下の断熱構造について
都度研究・実施・改良を繰り返して現在に至っております

遡ること
2002年頃から基礎断熱両側にて設計施工していましたが
2009年頃からは北海道でも気温が高くなってきたのを感じ
また札幌市内でも白アリの被害が散見されてきたこともあり
基礎断熱材を内側のみにする工法としました
基礎断熱_ページ_3

基礎断熱の住宅においては
適切な通気乾燥養生にもかかわらず
施工中の床下の湿気が逃げず
1階床合板の裏側に多数のカビが生じやすい事実も確認しました

「三種換気ダクトを床下に入れておけば問題ない」という見解も見受けられますが
多くの時間、床下にてカビの発生状況を確認し
床下の空気が動いているのはごく一部であり
換気ダクトの効果は限定的であることを確認しました

また基礎断熱の経年確認において
床下のコンクリート表面に埃の膜が生じているのを確認しています

これらを確認してきた経緯から
2014年からは基礎パッキン工法による床断熱を標準にてご提案することにしています

また
注文住宅のお客様には
基礎断熱・床断熱双方のメリットデメリットについて
率直に解説し
お施主様ご自身の意見も取り入れた上で
床下の設計に取り組むように心がけております

マイホームセミナー登壇

2018.07.21 (Sat)
一人でも多くの方に 安心で健康的で低コストな住宅に住んでいただきたいという思いから
定期に開催させていただいております

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今回はリンナイさんのショールーム施設をお借りして
開催させていただきました

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途中
きのとやさんの低糖質スイーツタイムを設け
この時は
お連れのお子様が大変喜んでくださっていました
・・・通常のケーキですと糖分について心配になる所ですが
低糖質なので安心です
こうした姿勢で建物も提供して参りたいと思います

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北海道でも梅雨のようなジメジメした気候が生じるようになり
今後ますます湿気対策が必要になるのではと考える今日この頃ですが
リンナイさんのショールームには
ガスの衣類乾燥機があり
この辺り大変魅力に感じました

また次回も
有益な情報提供に
務めて参りたいと思います
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